家政士ってどんな資格?家事代行・家政婦サービスの仕事に活かせるってホント?
家事サービスのお仕事は、掃除や洗濯、料理などをメインに家事全般をお客様のご依頼に応じて対応するお仕事です。様々なライフスタイルのお客様がいらっしゃるので「掃除」や「料理」一つをとってもご要望は多岐に亘りますので、経験と実績が強みになります。
ちなみに、家事サービスをする上で、活かせる資格や免許の中に「家政士」といった資格があるのはご存知でしょうか。2016年11月にスタートしたばかりの新資格なので、まだあまり聞きなれていない方も案外多いかと思いますが、家事のエキスパートといった感じです。ここでは、家政士の資格について、どのような資格であるかを確認すると共に、実際取得されたかは、どのように活かしているのかを、ご紹介したいと思います。
「家政士」とは、看護師や家政婦(夫)の職業紹介を行っている民営職業紹介事業所の公益社団法人日本看護家政紹介事業協会が認定している資格で、厚生労働大臣認定の公的資格になります。
洗濯・アイロン・衣類の補修・調理・栄養・食品の安全・掃除・収納など家事全般のほか、介護や介助、子供のお世話など「家政サービス」を幅広く学び、スペシャリストとなることができる資格です。
受験資格は、家政婦(夫)や介護などの経験が5年以上ある方が対象です。お仕事として携わってなくても、家事や育児、介護などの経験が5年以上あれば受講可能な資格なので、主婦の方々はもちろん、今後家事サービスでお仕事を検討されている方にとっても、取得しやすい資格です。
実際、すでに家事サービスのお仕事をしている方で、家政士の資格を取得した方にインタビューをしてみたところ、例えば、洗剤を例に挙げると、今の世の中、本当にたくさんの種類が販売されていて、値段やパッケージ等で購入の判断をしがちでしたが、対象物の種類によって、どの洗剤が一番適しているか等、曖昧だった知識が系統立てて理解できるようになったことで、お客様にもさらに良いご提案できるし、自信をもって対応できるとの声があがっています。
また「様々なライフスタイル」のお客様の中には、ご高齢の方からやそのご家族からのご依頼も多く頂戴します。介護保険を利用して、介護士やホームヘルパーさんなどを利用はしているものの、対応してもらえることが限られているので、介護保険では対応できないことをお願いされるケースも多くあります。その際には、実際ヘルパーについての知識もある家政士は、お客様に信頼していただけますし、自分自身も安心して対応することができます。
他に、家庭に密接した資格の一つに、ハウスクリーニング技能検定を合格して取得できるハウスクリーニング技能士といった資格もあります。一般の家庭では落としきれない汚れなどを、特殊な洗剤などを使って徹底的に綺麗にする、いわば清掃のプロになります。主に男性の有資格者が多いようで、年に数回、季節の変わり目などにご依頼が集中することが多い様です。
家事サービスのお仕事は、とても奥深く幅広いです。だからこそ大変でもありますが、ダイレクトに感謝を頂戴できるお仕事でもあります。今までの経験ももちろんですが、家政士の資格で知識を得ることで、さらに仕事の幅を広げ、ステップアップしていくのはいかがでしょうか。
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