家事代行・家政婦サービスの「掃除」で大切なことについて解説
~依頼の大半が掃除です~
掃除は、家事代行・家政婦サービスにおいての根幹であり、お客様からの依頼の大半を占めるサービスです。掃除の依頼では、事前にお客様の希望をヒアリングし、その指示に沿って対応します。掃除道具や洗剤は、お客様のご自宅の材質によって合うものと合わないものがあるため、基本的にはお客様宅にあるものを使わせて頂く会社が多いのですが、スタッフに専門の掃除道具をいくつか支給し、それを使うように指示をしているところもあるようです。
~どんなことをするの?~
掃除のサービスとして承る内容としては、例えば掃除機をかけたり棚を拭いてホコリを取ったり、風呂掃除やトイレ掃除、キッチン周りの油汚れを落とすといったような、主婦が一人で行える範囲内の作業が中心です。ハウスクリーニング会社が行うような、換気扇やエアコンの内部までネジを外して分解し洗浄するといった大掛かりな作業については、専門的な知識や道具が必要なこともあり、お断りしている会社がほとんどでしょう。
但し、自宅でしている掃除をそのまま行えばいいかというと、それは間違いです。
例えば、自宅で掃除機をかけるとき、つい邪魔なイスを片手で引きずって動かしてしまってはいませんか?お客様宅ではそれはもちろんNG。イスを引きずってしまうことで床に傷をつけてしまうことにもなりかねません。掃除機がけひとつをとっても、きちんと動かせるものは動かしながら、お部屋の隅々からテレビの裏の配線の上のホコリまでしっかりと。自宅で行う以上の配慮が必要になってきます。
また、床拭きについても適当に雑巾を動かすのではなく、拭き残しのないよう、端からきっちりと平行線を描くように動かすなど、ひとつひとつの作業の丁寧さが求められます。
~大切なのは柔軟性~
掃除のサービスにおいては、お客様によって気にされるポイントや希望する作業内容が大きく異なるため、それぞれのお客様に合わせて柔軟に対応することがとても大切です。1つの箇所を細かいところまで丁寧に掃除してもらいたいお客様もいれば、なるべく多くの箇所をざっと綺麗にしてもらえればそれで良いというお客様もいらっしゃいます。例えば、後者のお客様宅でのサービスにおいて、前者のお客様宅で求められるような細かい作業を行ったために掃除した箇所が(お客様から見て)少ない結果になると、このお客様が求めている多くの箇所をざっと綺麗にというご要望を満たすことはできず、良かれと思って行った丁寧な作業が仇になってしまうことだってあるのです。
このように、同じ作業時間であっても行う内容はお客様ごとに全く異なるのが家事代行・家政婦サービスです。1日の中で複数件のお客様を担当することもあるため、お客様ごとに頭を切り替えて、そのお客様が求める掃除を行わなければなりません。
お客様が100人いれば100通りのご要望があるため、頭を柔軟に切り替えて対応することが大切なのですね。
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