家事代行サービスの極意~効率良く行うにはどのような手順で作業するかを解説~
家事代行や家政婦の仕事としての家事を効率良く行うにはどのような手順で作業を行うかが大切になります。家事のプロフェッショナルとして、最も効率良く作業をするにはどのような手順で取り組めば良いか考えてみましょう。具体的にキッチンの掃除の手順について説明します。
~具体的には~
まずは、全体を眺めて、どこが汚れているかを把握します。ポイント①は、一番汚れている箇所や、汚れを取るのに時間がかかる所から作業に取り掛かります。使った後の汚れた鍋を汚れが落ちやすいように水に浸したり、噴きこぼしの跡がこびりついたコンロの汚れを浮かせるという初期対応をします。ポイント②は掃除の基本である上から下への掃除を行います。上側のキャビネットや汚れた壁から下へ向かって拭き掃除ですね。その際に、シンクの中に洗い物が残っている時は洗い物を先にしてしまいます。そして、台の上に置いてある食器や調理器具を片付けます。置いたままで掃除をする場合には、汚れや洗剤がかからないように布巾やキッチンペーパーをかけておきましょう。その後、台の上とシンクをキレイに掃除します。その後汚れたキャビネットやシンク下の扉を拭いて、最後にゴミが落ちている床の掃除(場合によっては掃除をして水がはねて濡れている事があるので床拭き)をして完了です。汚れ具合や状況によってはシンクが最後でも良いでしょう。
~初期対応とは~
作業手順において重要なのは初期対応となります。初期対応とは、特に汚れている箇所を最初に掃除する事ですが、前述したように汚れた鍋であったり、コンロであったり、日によって様々です。この初期対応を怠ると時間のロスとなります。コンロや油のはねた壁の汚れは洗剤を吹き付けたペーパータオルを湿布するか、洗剤をスプレーした後にラップで覆うようにしましょう。油汚れが悪化してひどくなった場合は、油汚れ用の洗剤や弱アルカリ性の洗剤クリームクレンザーを使いましょう。
~重要な事は~
初期対応をしてから、通常の掃除をするという事を念頭において、最初にどのような手順で掃除をすればいいかをイメージする事が大切です。手順を覚えるというよりは、なぜそうするのかを理解する事が必要です。これらの手順を守らずに目の前のものから手当たり次第に掃除を始めてしまうと、床を綺麗にした後にシンクを洗って水がはねてしまって、もう一度床を拭くという二度手間になってしまう事になります。そうならないように、お客様宅では、作業に取り掛かる前に必ず全体の把握をして作業箇所ごとの効率良い手順を考えるようにしましょう。
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