家事代行サービスのお客様別対応方法のポイントについて解説!
家事代行や家政婦サービスをご利用になりたいお客様は、ホテルライクな暮らしがしたい方や、仕事が忙しい一人暮らしの方、小さいお子様がいるファミリーの方、高齢者の方など様々です。ですから、ひとことで家事と言っても、掃除、洗濯、片付け、料理などお客様のお宅ごとに内容は全く異なったものになります。
~お客様宅ごとの具体的な対応方法とは?~
では、異なる4タイプのお客様を例に挙げ、対応方法を説明していきましょう。
【A様:共働きできれい好きなご夫婦】 ⇒かゆい所まで手が届くサービスが必要
いつもお部屋がキレイに整ったホテルのような暮らしをしたいご夫婦であれば、そもそも家事サービスが必要ないくらいキレイなお宅かもしれません。そうであれば、通常の作業に加えて、さらに細かい部分(カーテンレールの上、ソファの下、観葉植物の葉、照明のシェード等)まで気を配る必要があります。テーブルやソファの角度、位置がずれていないか、配置も確認したいですね。
【B様:単身で片付けが苦手なサラリーマン】 ⇒サービスを行う側主体のルール決めが必要
仕事が忙しく掃除や片付けが出来ない単身の方は、もともと片付けができていない事や掃除が行き届いてない事が多く、サービスを一任されるケースも少なくありません。その場合は、物の収納場所や配置等サービス側主体でルールを作り、後でお客様が混乱する事がないように一度決めたルールを変えないようにする事や、勝手に物を捨ててしまう事がないように配慮しなければなりません。
【C様:小さい子供がいる専業主婦】 ⇒お子様特有の行動を考える事が必要
小さいお子様がいるお宅は、まずはお子様の事を最優先に考えることが必要です。例えば床に這いつくばったりすることを想定し、洗剤は使わず水拭きを行ったり、お子様が手を触れやすい箇所は念入りに拭き掃除をする。また、おもちゃの片付けをする場合は、壊れたり欠けたりして危険な物はないか確認する等、常にお子様の行動を念頭に入れた上で、安全な掃除を心掛けなくてはなりません。
【D様:在宅で手助けが必要な高齢者宅】 ⇒高齢者が自分でできないことへの配慮が必要
高齢者のお客様は、体が動きづらくなって家事が億劫になっている傾向があります。例えば戸棚等の高いところの掃除や電球の交換、買い物の付き添い、料理の提供、後片付け等やりたくても体力的にできないことを本人に代わって行う必要があります。また、つまずかないように床に物を置かないというような高齢者ならではの気遣いも必要です。
このように、お客様の家族構成やお宅の状況に考慮しながら作業をする事が必要となります。仮に同じ2時間で作業を行う場合でも、比較的整頓されているお宅での作業と物が散乱しているお宅での作業とでは優先順位を変え作業箇所毎の時間の使い方も異なります。ですから、お宅ごとに切り替えて柔軟に対応する事が大切です。
いかがでしょうか。家事のプロフェッショナルとして家事代行、家政婦サービスの仕事を行う際には、依頼主であるお客様が「どのような方」で「どのような作業」を望んでいるかをきちんと理解していなければなりません。
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